Q.1 認知症について

A)認知症では記憶障害、特に近時記憶といって数分前の記憶があやふやになる
  のが特徴です。周辺症状としては、物を盗られたという妄想や、うつ症状、
  性格の変化、徘徊などの異常行動がでてくることがあります。
 
  認知症をきたす疾患として主なものとして、
 
 ・アルツハイマー型認知症(比較的対人的態度は保たれる。認知症の50%以上)
 
 ・脳血管性認知症(うつ症状や感情不安定、自発性減退、認知症の20%位)
 
 ・レビー小体型認知症(パーキンソン症状、幻視が特徴、認知症の10-20%位)
 
 ・前頭側頭型認知症(性格や感情の変化が強い、認知症の10%位)
 
 
  等があります。
 
  その他、正常圧水頭症、甲状腺機能低下症も認知症の症状がでますが、治療に
  より劇的に症状が改善することもあります。
  また、アルツハイマー型認知症の治療には、現在4つのお薬が認可されており、
  症状 の進行を遅らせることが期待できます。
  脳血管性認知症の治療は脳血管が詰まらない薬、高血圧の薬の投与等、全身管
  理が必要です。
  妄想や徘徊には抗精神病薬、うつ症状には抗うつ薬の投与が奏効することがあ
  ります。
 

A)認知症では記憶障害、特に近時記憶といって数分前の記憶があやふやになるのが特徴です。周辺症状としては、物を盗られたという妄想や、うつ症状、性格の変化、徘徊などの異常行動がでてくることがあります。
 
認知症をきたす疾患として主なものとして、
 
 ・アルツハイマー型認知症
(比較的対人的態度は保たれる。認知症の50%以上)
 
・脳血管性認知症(うつ症状や感情不安定、自発性減退、認知症の20%位)
 
・レビー小体型認知症(パーキンソン症状、幻視が特徴、認知症の10-20%位)
 
・前頭側頭型認知症(性格や感情の変化が強い、認知症の10%位)
 
 
等があります。
 
その他、正常圧水頭症、甲状腺機能低下症も認知症の症状がでますが、治療により劇的に症状が改善することもあります。
また、アルツハイマー型認知症の治療には、現在4つのお薬が認可されており、症状 の進行を遅らせることが期待できます。
脳血管性認知症の治療は脳血管が詰まらない薬、高血圧の薬の投与等、全身管理が必要です。
妄想や徘徊には抗精神病薬、うつ症状には抗うつ薬の投与が奏効することがあります。